妙頓寺は浄⼟真宗本願寺派に属します。浄⼟真宗は、全国の東⻄本願寺を合わせると、⽇本最⼤の教団です。 本願寺派は早くから近代化に努め、仏教讃歌や⾳楽法要、お経の現代化に取り組んでいる最も先進的な仏教教団です。 また、開基の親鸞聖⼈は⾼校の教科書に必ず掲載されているように、⽇本の思想史・宗教史上⼤変重要な功績を残された⽅で、知識⼈の中にも多くの信奉者を輩出しています。 浄⼟真宗の教えは、⼈間の欲望（病気を治したり⾦持ちにさせたりする）を叶える現世利益は説きません。そうではなく、お釈迦様の出世本懐（この世に出られ、悟りを開かれた本意）は、個⼈や家族のもっている様々な苦悩や不安を乗り越えるための勇気と智慧とを私たちに照らし⽰してくれるものです。そして、この世に⽣を受けた「いのちの本当の意味」と「⼈としての出会いの歓び」を育てて下さる教えなのです。
